又吉直樹

× 『劇場』

投稿日:2017年5月23日 更新日:

はじめに

 劇場 又吉直樹 感想. 「火花」で一躍、時の人となった又吉さんの2作目です。 僕は「火花」は読んでいないのですが、とても興味を持っていて、今回、又吉さんの作品を読めるのをとても楽しみにしていました。 それだけに、残念です。 この作品は楽しめませんでした。

劇場

読書時間の目安

2時間16分(205ページ)

あらすじ

 売れない劇団の脚本家・永田と女子大生・沙希は、東京で出会い、恋に落ちた。 お金がない永田は、沙希の住む部屋でひもとなる。 そんな永田にも優しさをふりまく沙希だったが、永田が自身の才能に疑問を持ち始めると、比例するように関係は悪化していく。 人間の醜い感情が目一杯溢れ出た恋愛小説。

感想(ネタバレあり)

 「これは、ちょっと流石にひどい」 読み終わって最初に思ったことです。 永田の人間性がとにかく醜悪で、演劇に関する持論が長々と描写されていましたが、全く頭に入ってきませんでした。 また、風景や日常の描写も読んでいて、テンポが悪く、違和感があり、読み進めるのがとてもつらかったです。

 おそらく僕の感じた嫌悪感は予想されている反応で、それを踏まえた上で、物語の本質的なテーマを理解してほしいというのが、この本を作った人たちの思惑というか願いなのでしょうが、それは少し読者を馬鹿にしすぎです。 誰が忌み嫌う人の言葉に耳を傾けますか? 僕は「火花」は読んでいないのでなんとも言えないのですが、これと同じようなノリなのだとしたら、それはとても残念なことのように思います。

酷評ですが、この本を読んだ多くの人が僕と同じような感想を持ったと思います。 この生理的嫌悪感を我慢してまでこの作品を読む理由があったでしょうか。 僕は特になかったと思います。 どうでもいいような話ばかりでした。

 僕は子供の時から多くの本を読んできましたが、この作品ほど読み終わったあとに嫌な気分になった作品はありませんでした。 もっと本を読む前にちゃんと評判や内容を把握しておけばよかったと後悔しています。 この本をまだ読んでいないけど読む予定の方は、読後に不快感を感じるということをわかった上で作品を読むことを強くおすすめします。 せっかく今日は早起きしていい気分でしたのに、台無しになりました。

あとがき

 「劇場」の感想でした。 期待していただけに失望が大きくて動揺しています。 残念です。

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