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純文学

★【書評】『週末カミング』(柴崎友香)_かけがえのない日常の大切さ

『週末カミング』(柴崎友香/角川文庫)の読書感想文です。第143回芥川賞候補作「ハルツームにわたしはいない」収録。非常にクオリティが高い短編集です。あらすじと感想・考察(ややネタバレ)を書きます。

日常・青春・恋愛

★ 【書評】『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』(桜庭一樹)_海野藻屑(うみのもくず)が放つ異彩

中学生の山田なぎさに必要なのは、リアリズムという”実弾”でした。それ以外のことには、決して興味を向けなかったなぎさ。一方、ある日、突然やって来た不思議な転校生・海野藻屑は空想という名の”砂糖菓子の弾丸”を撃ち続けていました。その弾丸を浴びせられ続けたなぎさは、次第に藻屑に心を開いていきます。しかし、海蘊は日夜、父親からの暴力に曝されており、とうとうーーー。胸の中を掻き毟られる痛みに満ちた青春文学です。

日常・青春・恋愛

★【書評】『にじいろガーデン』(小川糸)_性別を超えた愛と家族の物語

『にじいろガーデン』(小川糸/集英社文庫)の読書感想文です。とても感動的な作品です。後半は、ほとんど泣きっぱなしで、ページが前に進みませんでした。あらすじと感想・考察(ややネタバレ)を書きます。

SF

★【書評】『恋する寄生虫』(三秋縋)から自由意志とは何かを読み解く

 潔癖症の青年・高坂賢吾と視線恐怖症の少女・佐薙ひじりは、社会不適合同士ゆえに、惹かれあい、やがて恋に落ちる。 しかし、二人の恋はによってもたらされた「操り人形の恋」に過ぎなかった。 二人に待っている衝撃の結末とはーー?

日常・青春・恋愛

★ 【書評】大傑作『蜜蜂と遠雷』(恩田陸)。タイトルの意味を解説します

蜜蜂と遠雷 恩田陸 第156回直木賞 2017年本屋大賞 史上初のW受賞. 500ページ2段組の構成ながらも、その世界観に魅了され、一気に読破。 こんなに、本を読むことに集中したのは、久しぶりかもしれない。 今回は、あらすじと感想、それから、作品の解釈(タイトルの意味するところとは?)について述べる。

日常・青春・恋愛

★ 【書評】号泣必至の小説『君の膵臓をたべたい』(住野よる)のあらすじと感想文

高校生の僕は病院で偶然一冊の文庫本を見つけます。タイトルは「共病文庫」。そこには、クラスメイトの山内桜良の余命が膵臓の病気によって、いくばくもないということが書かれていました。それをきっかけとして、仲を深めていく二人。ラストには衝撃の展開がーー。感動的大ベストセラー小説。

日常・青春・恋愛

★【書評】『みかづき』(森絵都)の描く理想の教育を追い求める家族の絆

昭和36年、小学校の用務員である大島五郎は、放課後、用務員室で、生徒に勉強を教えていました。評判はとても良く、それは、大島教室と呼ばれました。その噂を聞きつけた赤坂千秋は、娘の蕗子を偵察に行かせました。それが、この壮大な教育物語の幕開けだったのです。

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