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【書評】 『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』(柴崎友香)_大切なことは日常に潜んでいる

『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』(柴崎友香/河出文庫) の読書感想文です。せつなくユーモラスな作品です。あらすじと感想・考察(ややネタバレ)を書きます。

『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』のあらすじ

あらすじ

次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?
友人カップルの恵太とルリちゃんの旅行に、「ぼく」こと望とコロ助はそれぞれの思惑を持って便乗参加した。わがままな望の態度で、行き当たりばったりになってしまったが、旅路はなかなか魅力的だった。車にのってる四人の人間模様の変遷と未来への展望を描いた傑作です。

エブリバディ・ラブズ・サンシャイン
失恋から逃れるように、眠り続けることを選んだ女子大生・工藤は半年という期間を経て、のそのそと大学に通い始める。授業中は勿論、先生と会話している時でさえ眠ってしまう工藤の目標は、「戦うこと。 ねむらないこと」。工藤、ロンドンに行った片思いの相手・花田、同じ研究室のかおるちゃんの3つの視点から物語は紡がれる。

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『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』の感想と考察(ややネタバレ)

『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』の感想と考察を書きます。ネタバレが嫌だよって人はコチラまで、進んでください。

両作品とも前向きになれる物語

どちらの物語も読み応えがありました。

両者とも主題となってくるのは「恋愛」と「未来への展望」です。

「次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?」では、恵太とルリちゃんのラブラブ具合、望のルリちゃんに対する片思い、コロ助の清水さんに告白する決意、が描かれています。

望は、ルリちゃんに告白されて当然断られるわけですが、その後、次のステップに進もうとする決意を垣間見ることができます。

「エブリバディ・ラブズ・サンシャイン」では、工藤の花田に対する片思い、かおるからの予想外の好意、が描かれています。

工藤とかおるの新しい関係は、どのように進展していくのか、その予兆を感じさせるところで作品は終わっています。

日常に潜む大切なテーマ

『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』のストーリーは平坦なのに、そういった人間模様の機微はしっかり言及されていて、日常の中にテーマを含ませる技術がすごいなと関心しました。

 旅行している時の移動時間ってけっこう面白いですよね?

僕はそう思います。
本を読んだり、友人と駄弁ったり、そういうなんでもない瞬間が、とても大切なことのように思える時があります。

ですので、目的地に到着する時は、「着いた!」という喜びがあるのと同時に、「着いてしまった⋯⋯」と少し落胆する時もあります。

みなさんはどうでしょう?

大学生はきちんと講義に出よう

僕はめちゃくちゃよく寝るので、主人公の工藤にはとても共感できました。
起きたら夕方なんて、日常茶飯事です。

ただ、最近は、生活リズムが崩れると情緒不安定になるので、できるだけ、規則正しい生活ができるように、努力しています。
それにしても、大学の講義はさぼってばかりだったなー。
講義は面白いんですけど、単純に起きれなかったんですよね。
もし、僕がもう一度、大学生に戻るとしたら、しっかり全部の講義を出席したいと思います。

みなさんの中で、まだ大学生になっていない方は、サボっている先輩のことは見習わずに、普通に講義は出席したほうがいいですよ。

老婆心ですが⋯⋯(笑)

評価:『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』はこんな人におすすめ

評価

モロケン
何か新しいことを始めてみたい!

ほんわかした話を読んで癒されたい
文学青年

サブカル
もしかしたら今、恋してるかも?


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あとがき:次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?

『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』(柴崎友香/河出文庫)の読書感想文でした。
どちらの作品も良かったですねー。

今後も、柴崎友香の作品を追いかけます。

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