ここは夜の公園。 中学3年生・緒方櫂(カイ)は、同級生の高橋文稀(フミキ)と話していた。体育会系のカイと友達がいないフミキに接点はなかった。だが、フミキから15歳の誕生日に自殺する話を聞いたカイは「じゃあ、それまで、俺を手伝えよ」と、とある復讐の話をする。 その復讐とは、カイの従兄妹の未来を奪った加害者に対する私刑であった。 二つ返事で承諾したフミキ。 二人の間には、不思議な契約関係が生まれる。 「じゃあ、予行演習をするべきだね」というフミキの言葉から、本番まで、少年法で守られている犯罪者たちに対する私刑を決行することに。 そこから、この赫に染まる復讐劇が始まった。