


『異世界購買部!学生食堂はじめました。』のあらすじ
あらすじ
『異世界購買部!学生食堂はじめました。』の感想・書評
実は筆者は著者の須藤さんとは友人です。
もちろんとってもいい人です。
そんな彼女の作品とあって、ぜひとも読みたいと本書を手にとったのでした。
感想を一言でいうと「ほっこりあったたかい気持ち」になる本です。
素直で頑張り屋の杏奈に刺激を受けて、彼女のもとにはどんどん人が集まってきます。
こういうまわりの人を巻き込む力がある人はすごいな、と思います。
自分にはまったくない魅力ですので。
怠惰でヤル気のなかった部長のレオンも杏奈のおかげですっかり前向きになります。
現状を憂いて愚痴を言い合うのではなく、理想の姿をしっかりイメージした上で、そのギャップをうめるために問題意識を持ち、解決策を考え実行に移せる人。
今の世の中に必要なタイプの人です。
大切なのは「行動力」だと思います。
とりあえずやってみる。
行動には結果が伴うので、どうしても恐怖があります。
しかしそのリスクをとらないかぎりは、人を巻き込むことも、何かを変えることもできません。
と、話を作品に戻します。
作中ではウィットのきいた面白い会話のやりとりだけではなく、さまざまな豆知識が随所に散りばめられています。
豆知識は事実ですので想像だけでは書くことができません。
ライターのはしくれである筆者は著者の須藤さんがこの作品のために多くのリサーチをしたのだということを思い、それが作品を単なるポップな作品ではなく、土台がしっかりして説得力のある作品にしているのだと感じました。
読者としてもライターとしても、もっと頑張ろうという気持ちにさせてくれる作品でした。
『異世界購買部!学生食堂はじめました。』はこんな人におすすめ!



あとがき:異世界購買部!学生食堂はじめました。
『異世界購買部!学生食堂はじめました。』(須藤裕美)の読書感想文でした。
今現在パンデミックで大変な時期だからこそ、明るい気持ちになれる本は貴重だなと思いました。
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。