


『君の膵臓をたべたい』のあらすじ
あらすじ
『君の膵臓をたべたい』の感想と考察
ポイント
- とにかく泣ける
- テンポがよくて読みやすい
- 自分の余命があと1年だったら⋯?
とにかく泣ける
「君の膵臓を食べたい」この不思議なタイトルの本は、本屋で何度も見かけていて、一体どういう話なんだろうとすごく気になっていました。
どうやらとても売れていて、映画化までされるらしい。
あんまり有名な作品を読まない天邪鬼な僕はスルーを決め込んでいましたが、とうとう好奇心がまさり、購入。
この本を読み始めました。
読みはじめたことをTWitterに書き込んだら「涙なしでは読めません」とか「ラストが本当に感動です」とか、そういうコメントが飛んできて、ああ、これ絶対、僕、泣くやつだ、と思いました。
結果として、どうだったかと言うと、やっぱり、泣きました(笑)
これだけ、泣ける泣ける言われると逆に泣けないパターンもあるかなと思ったのですが、この本の持つ圧倒的な泣かせるパワーにはとても敵いませんでした。
テンポがよくて読みやすい
余命が少ない少女と友達のいない少年が仲良くなる、というストーリー自体はさほど珍しくはないと思うのですが、この本のどこが素晴らしいかというと、全体の展開よりも、テンポのいい会話とか的確な心理描写といった細部がすごく精密に描かれていることだったと思います。
きっと作者さんこのあたりすごい苦労したのだろうなと頭が下がります。
そのことによって、読者は読んでる最中に全く飽きることなくページを捲ることができました。
自分の余命があと1年だったら⋯?
「自分の余命があと1年だとわかったらみなさんはどうしますか?」
今までどおりの日常をおくるか、行きたかった場所に旅行に行くか、読みたかった本を読むか、自暴自棄になるか、まわりに当たり散らすか、何もしないか。
いろいろな選択肢があると思います。
僕もこのことについて考えてみました。
きっと、僕は情報を発信し続けることを選ぶと思います。
つまり、ここで今ブログを書いているのがそうであるように、自分という人間が何をどう感じたか、そのことについて、社会に発信していく、そのことが、生きた痕跡を残していくことになるんじゃないかと思います。
この本はすごい本です。
青春小説というと、中身が薄っぺらいといっても差し支えない本がけっこうあると思うんですが、この本はそれらと一線を画します。
物凄く密度が濃い本です。
友達曰く、住野よるさんの他の本もとても面白いということなので、そちらも速攻で読みたいと思います。
『君の膵臓をたべたい』はこんな人におすすめ!



あとがき:君の膵臓をたべたい
『君の膵臓をたべたい』(住野よる)の読書感想文でした。
電車や職場など、人のいるところでは涙腺にご注意ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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